【新型コロナ】横浜で3人死亡、845人感染 保育所や老人ホームなどでクラスター 区別の状況も公表

横浜市役所

 新型コロナウイルス感染症を巡り、横浜市は3日、70代~80代の男性3人が死亡したと発表した。また、10歳未満~90代の男女845人の感染を新たに確認。中等症5人、軽症692人、無症状37人で、111人の症状が分かっていない。うち514人の感染経路が不明。

 市によると、死亡した80代男性は発熱の症状があったことから、診療所を受診し、8月21日に陽性と判明。熱が下がり、呼吸の苦しさも感じていなかったため、自宅療養していた。平熱が続き、食事も普段通り食べられていたことから、発症から10日経過した30日で療養終了となった。だが、9月1日に自宅で倒れて意識を失っているところを家族が発見、死亡が確認された。

 別の80代男性はクラスター(感染者集団)が発生している横浜ほうゆう病院(同市旭区)に別の疾患で入院していたが、8月10日に陽性と判明。28日に亡くなった。同病院に関連した感染者は計32人で、亡くなったのは3人目。

 70代男性は同居家族が陽性となったことから検査を受け、24日に陽性と判明。自宅療養していたが、26日に呼吸苦を感じて病院に入院。28日に亡くなった。

 職員6人の感染が判明した市教育委員会事務局、利用者ら12人の陽性が判明した放課後等デイサービス事業所について、市は新たなクラスターと認定。5人感染の有料老人ホーム、8人感染の認可保育所、6人感染の別の認可保育所についても新たなクラスターと認定した。

 また、既にクラスターが発生している関東学院大学(同市金沢区)硬式野球部で部員4人の感染が新たに判明。同部に関連した感染者は計31人となった。

 市が2日までに発表した患者の区別住所地発生状況は、次の通り(毎週金曜更新)。

 ▽鶴見区=5130人▽神奈川区=4331人▽西区=2178人▽中区=3708人▽南区=4378人▽港南区=3105人▽保土ケ谷区=3195人▽旭区=3523人▽磯子区=2678人▽金沢区=2466人▽港北区=5559人▽緑区=2625人▽青葉区=4244人▽都筑区=3063人▽戸塚区=3766人▽栄区=1284人▽泉区=1967人▽瀬谷区=1552人▽市外=3249人

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