リバプール・南野拓実 カップ戦2得点も現地辛口評価「来年1月に売却される可能性」

リバプール・南野拓実

イングランド・プレミアリーグ、リバプールの日本代表MF南野拓実(26)は、今季公式戦初出場となった3―0で勝利したリーグカップ3回戦ノリッジ戦(21日)で2得点。〝株〟を上げている一方で悲観的な指摘も飛び出している。

ユルゲン・クロップ監督は「今とても良い状態にある。彼は最高な特性を持っており、今夜の試合を楽しむことができた。これは彼にとっても、私たちにとっても重要で助けにもなる」と絶賛。今後の出場機会増にもつながりそうな中、リバプール専門メディア「リバプール・コム」は、各メディアが持ち上げるのとは逆に辛口の評価を下した。

2得点のプレーにこそケチをつけなかったものの「2ゴール、それが彼がゲームを通じて行った全てだった。ゴールを決めたとき以外はほとんどボールに触れず、ボールタッチ数は計45回だけだった。得点以外でインパクトを残せず、サブですら使うことに消極的だったクロップの信頼を勝ち取れる要素はほとんどなかった」とダメ出しした。

その上で今後の見通しも伝えた。「クロップの優先順位が低いため、リーグ杯要員のまま、来年1月に売却される可能性もある。チームは今夏も放出を望んだが、適切なオファーがなかった。今冬もそうなった場合、昨季後半のように期限付き移籍されることもある」。日本代表の10番には、こんな評価を黙らせるインパクトを残してもらいたいところだ。

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