【22日】長崎県内17人コロナ感染 長崎市のグループホームでクラスター

22日発表の市町別感染者数(左)、新型コロナウイルス感染者の入院状況(21日午後7時現在)

 長崎県などは22日、県内5市2町で計17人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。長崎市内のグループホームで施設職員と利用者の計5人の感染が判明し、市はクラスター(感染者集団)と認定した。
 県は入院患者の減少に伴い、県本土(長崎、佐世保県北、県央、県南の4医療圏)の病床確保のフェーズを「4」から「3」に引き下げ、確保病床数を369床から213床に減らした。
 長崎市によると、グループホームでは20日、関係者に発熱の症状があり、自主的な抗原検査で陽性となった。報告を受けた市が21日、利用者と職員の計40人をPCR検査した結果、5人の陽性を確認した。他の35人は同日時点で陰性だった。市は関係者を特定できているとして施設名を公表していない。
 佐世保市では年代非公表の男子学生が感染し、その濃厚接触者である40代自営業の男性と年代職業非公表の女性も陽性となった。3人は同居家族だという。男子学生の感染経路は不明で19、20日に県外へ移動していた。自営業の男性も15~17日に県外移動歴があった。

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