復旧向け懸命作業 浸水被害の宮崎市内海畑田地区

家財道具や災害ごみなどが道路に並ぶ畑田地区。生活再建に向けた作業が続いている=22日午後、宮崎市内海

 台風14号の影響による大雨で床上・床下浸水などに見舞われた宮崎市内海では22日、土砂の除去や家財道具の片付けが続いていた。住民からは「住めるようになるには、さらに1カ月以上かかるかもしれない」など不安の声が聞かれた。
 被害が集中した同市内海・畑田(はただ)地区。道路脇に大量の災害ごみや流木が山積みとなっている中で、午前中からスコップや手押し車を使って土砂の除去や家財道具の分別に汗を流す住民の姿があった。19、20日には延べ195人のボランティアが被災地入り。支援を受け被災住宅から大量の土砂が運び出されるなど作業は進んだが、ぬれた床を乾燥させ、床下に詰まった土砂をかき出す必要がある。

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