【JRA】左肩治療で休養中の古川奈穂騎手が10月復帰「休む前よりいい状態にあります」

リモート会見で復帰への意気込みを語った古川奈穂騎手

今年5月から左肩の治療のために戦列から離れていた古川奈穂騎手(21=栗東・矢作厩舎)が23日、10月9日(土)の阪神競馬からの復帰を発表した。栗東トレセンでの調教騎乗は同月2日から再開するという。師匠である矢作調教師同席の上、リモート会見で報告したもの。

「手術後のリハビリもすごく順調に進んでいて、今は違和感も全くなく、休む前よりいい状態にあります。休んでいる間にレースを見ていると早く競馬に乗りたいと焦る気持ちもありましたが、矢作先生とは万全の状態での復帰をと話していたので、よりパワーアップして競馬で最高のパフォーマンスができるようにとトレーニングしてきました」と語った古川騎手。

矢作調教師は「休養に入る時は100%の状態での復帰をと話しましたが、正直それだけではもの足りないので120%の春以上の状態にまで上げられるようにと話してきました。不安な要素は全くなくなったのは確かなので、より視野を広げて客観的にレースを見られるようになった成長をレースで生かしてほしい」とエールを送った。

復帰週には矢作厩舎のカイザーノヴァ(2勝クラス)など数頭の騎乗馬が予定されている模様。

古川騎手は今年3月に、藤田菜七子騎手以来5年ぶりのJRA女性ジョッキーとして永島まなみ騎手とともにデビュー。休養する前は新人騎手トップとなる6勝を挙げていた。

4月25日の騎乗を終えた後、左肩に違和感を感じ、治療に専念することを公表。5月11日に手術をし、その後リハビリとトレーニングを重ねていた。

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