パドレスがサヨナラ勝ち ダルビッシュ今季9勝目ならず

【ジャイアンツ6-7xパドレス】(延長10回タイブレーク)@ペトコ・パーク

パドレスは逆転を許した直後の6回裏にトレント・グリシャムと金河成(キム・ハソン)の二者連続アーチで逆転に成功。7回表に同点に追いつかれたが、10回裏一死2・3塁からビクトル・カラティーニの打球がセカンドへのタイムリー内野安打となり、7対6でサヨナラ勝ちを収めた。この結果、パドレスは3連戦の被スイープを回避。ドジャースが勝利したため、首位ジャイアンツと2位ドジャースのゲーム差は1に縮まった。

5連敗中のパドレスは、ジャイアンツ先発のローガン・ウェブの立ち上がりを攻め、1回裏にキムとカラティーニのタイムリーなどで4点を先制。2回表にマイク・ヤストレムスキーに24号2ラン、6回表にはオースティン・スレイターに11号3ランを浴び、リードを奪われたが、6回裏にグリシャムの15号同点ソロ、キムの7号ソロと二者連続アーチが飛び出した。7回表にトミー・ラステラのタイムリー二塁打で6対6の同点となったが、最後は10回裏にカラティーニがサヨナラタイムリー。連敗を5でストップし、貯金消滅の危機を回避した。

パドレス先発のダルビッシュ有は初回を三者凡退に抑えたものの、2回表に2ラン本塁打を被弾。続く3イニングはいずれも無失点に抑えたが、6回表に一死1・2塁のピンチを招き、今季9勝目の権利を持った状態でマウンドを降りた。2番手ティム・ヒルがスレイターに逆転3ラン本塁打を浴びたため、勝利投手の権利は消滅。6回途中まで96球を投げて被安打3、奪三振7、与四球3、失点4という内容で今季の防御率は4.21となった。

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