降雪量 西日本日本海側で平年並みか多く 気象庁 冬の天候の見通し

冬(12月~2月)の降雪量の見通し

 気象庁は24日(金)、冬(12~2月)の天候の見通しを発表した。降雪量は西日本日本海側で平年並みか多く、北・東日本日本海側ではほぼ平年並みの見通し。気温は、西日本と沖縄・奄美で平年並みか低く、北・東日本ではほぼ平年並みの見込みだ。

予想される日本付近の大気の特徴(冬)

 海面水温はインド洋から太平洋熱帯域西部で高い一方、太平洋赤道域中部から東部では低い見込み。積乱雲の発生はインドシナ半島付近で多いが、太平洋中部では少なくなりそうだ。この影響で上空の偏西風は日本付近で南に蛇行し、西日本中心に寒気の影響を受けやすくなる見込み。また、北日本では低気圧の影響を受けやすい時期がありそうだ。

冬(12月~2月)の降水量の見通し

気温

 西日本と沖縄・奄美では寒気の影響を受けやすく、平年並みか低い見込み。北・東日本ではほぼ平年並み。

降水量

 冬型の気圧配置がやや強いため、西日本日本海側では平年並みか多く、西日本太平洋側と沖縄・奄美では平年並みか少ない見込み。北・東日本はほぼ平年並み。

降雪量

 冬型の気圧配置がやや強いため、西日本日本海側では平年並みか多い見込み。北・東日本日本海側ではほぼ平年並みの予想。

冬(12月~2月)の平均気温の見通し

天候

 北・東日本日本海側では、平年と同様に曇りや雪または雨の日が多く、北・東日本太平洋側では、平年同様晴れの日が多くなりそうだ。西日本日本海側では、平年に比べ曇りや雪または雨の日が多い見通し。西日本太平洋側では、平年に比べ晴れの日が多く、沖縄・奄美では、平年に比べ曇りや雨の日が多い予想だ。

 なお、昨年(2020年)の冬は前半に強い寒気が流れ込み、西日本日本海側で雪が多くなった。一方で、後半は寒気の南下が弱く東・西日本と沖縄・奄美で暖冬となった。

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