【JRA】現役調教助手が動画投稿サイトで勝ち馬予想行為 過怠金50万円の処分

JRAは24日、中央競馬所属の現役調教助手が、インターネット上の動画投稿サイトにおいて、中央競馬の勝ち馬予想を複数行っていたことを確認。競馬の公正確保について業務上の注意義務に違反したとして、裁定委員会において過怠金50万円の処分を下した。雇用主である調教師は戒告を受けた。

当該調教助手は8月5日以降に確認されているだけで計15本の動画を投稿。そのうち半数近くで特定の馬を推奨する言動があったという。第三者の厩舎関係者からの申告により、8月29日にその動画の存在をJRAが確認。本人および雇用主である調教師に行政手続法に基づき、弁明の機会を付与したが、指定期日までに弁明書の提出がなかったことから、裁定委員会で前記処分を決定した。過怠金50万円は、競馬施行規定のおける最も高い罰金額という。

この件に関して福田正二・審判担当理事は「中央競馬の厩舎関係者がこのような事案を起こしたことにより、ファンの皆様にご迷惑およびご心配をおかけしたことについて、主催者として心よりお詫び申し上げます。本会といたしましては、今回の事案について厳正な処分を行い、全調教師に対して所属従業員の職務上の規律遵守について、改めて注意、指導を徹底するよう通知するとともに、厩舎関係者に対する研修を継続的に実施していく等、再発防止に務めて参ります」と話した

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