阪神・西勇 二死から2被弾5失点…巨人との上位決戦まさかの3回KO

3回に突如崩れ、5点を失った阪神・西勇

阪神・西勇輝投手が24日の巨人戦(東京ドーム)に先発登板。2回までは無失点で切り抜ける順調な立ち上がりを見せたが、3―0と3点をリードした3回二死無走者から突如、2被弾を含む5安打5失点の大炎上。味方打線の援護をあっという間に吐き出してしまった。

松原に四球、坂本に左前打を許し二死一、二塁とすると、続く岡本にバックスクリーンへの38号3ランを許し、ゲームは3―3の振り出しに。背番号16はマウンド上で大きくタメ息をついた。

あと1アウトがなかなか奪えない。次打者の亀井に右翼線への二塁打を打たれ二死二塁とすると、丸には右翼席へ飛び込む17号2ランを浴びる。スコアはあっという間3―5とひっくり返った。

シーズン最終盤の重要なGT決戦で、宿敵にビッグイニングを献上してしまった西勇は勝ち投手の権利を得ることなくこの回限りで降板。防御率は3・75まで悪化した。

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