巨人のチアゴ・ビエイラ投手(28)が24日の阪神戦(東京ドーム)の9回に5番手で登板。1点のリードを守れなかったが、勝ち越しまでは許さなかった。
6―5のしびれる場面でマウンドに上がった剛腕は制球が定まらず、先頭打者の糸原にストレートの四球。次打者のサンズへの初球で代走の植田に二盗を許し、カウント1―1からの3球目を中堅フェンス直撃の適時二塁打とされ、7球で同点に追いつかれた。
その後、二死三塁からこの回2個目の四球を与えたが、最後は近本を空振り三振で仕留め、どうにかピンチを切り抜けた。ビエイラは右の拳を握って絶叫だ。
ビエイラは右ヒジの違和感の影響で、9月5日の阪神戦(甲子園)を最後に一軍の舞台から姿を消し、ファームで実戦登板することなく21日から昇格。この日が19日ぶりの復帰マウンドだった。9回裏の攻撃ではサヨナラのチャンスもつくったが、相手の好守にも阻まれ、6―6の引き分けに終わった。