佐世保で60代男性がマダニ感染 市内で今年初

 長崎県佐世保市は24日、マダニが媒介する「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」に、市内の60代男性が感染したと発表した。同市内での発生は今年初めてで、県内では6例目。
 市によると男性は21日に発熱し、市内医療機関を受診。県環境保健研究センター(大村市)で検査した結果、24日にSFTS陽性が判明した。男性は意識障害などで現在入院中。ダニにかまれた痕があるが、かまれた経緯は不明という。
 市健康づくり課は「秋はマダニの活動が活発な時期。野外で活動する時は肌の露出を避け、作業後はかまれていないか確認してほしい」と呼び掛けている。


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