メイウェザーの “孫の父” 人気ラッパーの釈放を求め…バイデン大統領宛に署名運動

すでに「おじいちゃん」のメイウェザー

ボクシングの元5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(44=米国)は、今年6月に炎上系人気ユーチューバーのローガン・ポール(米国)とエキシビションマッチを行い、世界中の注目を集めた。2017年に引退後も何かと話題が尽きないが、先週はメイウェザーの〝孫の父〟にあたる米人気ラッパーが関心を集めた。

メイウェザーの娘イヤンナは今年の初め、人気ラッパーのヤングボーイ・ネバー・ブローク・アゲイン(NBAヤングボーイ=21)との間に男の子を出産。NBAヤングボーイは過去に殺人などの罪で逮捕歴があり、何度も警察の厄介になってきたワルだけに、ファンの間では〝最強にして最凶の孫誕生〟と話題になった。

その〝孫の父〟NBAヤングボーイは今、何をしているかというと…米人気ヒップホップサイト「XXL」によると、今年3月に逮捕され、現在も刑務所に収監されているという。

昨年9月に複数の薬物容疑や盗品銃器の所持などで他の15人の容疑者とともに逮捕されたが、翌日には釈放された。それが同じ容疑で今年3月22日に再び逮捕され、現在までルイジアナ州セントマーティンビルにあるセントマーティンバリッシュ刑務所で拘留されている。

メイウェザーが人気ユーチューバーと戦っている最中も刑務所にいたわけだが…「XXL」によれば、NBAヤングボーイがあまりに長く拘留されているため、今月21日からファンが釈放を求め署名活動を開始した。

釈放運動は、日本では宇都宮健児弁護士が東京五輪中止を訴えて署名を集めたことで知られる、オンライン署名サイト「change.org」で行われ、宛先はずばり「ジョー・バイデン大統領」だ。嘆願書には「彼は社会の脅威ではなく、FBIやルイジアナ警察に不当に扱われ、標的にされた心優しい人なんです」と記されている。署名5万筆を目標としているというが、25日までにすでに目標の5万筆を突破した。

NBAヤングボーイの人気ぶりの証明と言えるが、嘆願書にはなぜか「3枚目の公式スタジオアルバム『Sinserely.kentrell』が今週金曜日24日にリリースされますが、彼はその成功を見届けることができません」との記載も…。「マネー」の異名で知られる〝息子の祖父〟と同じ手法で「新アルバムの話題づくりでは?」と見る向きも少なくない。

© 株式会社東京スポーツ新聞社