【J1】FW上田綺世 2発で鹿島逆転勝利! A代表入りへ「もっと点を取っていかないと」

FW上田綺世

J1鹿島の東京五輪代表FW上田綺世(23)が26日のC大阪戦(ヨドコウ)で2ゴールをマークして2―1の逆転勝利に導く活躍を見せ、森保ジャパン入りへ猛アピールした。

上田は0―1と劣勢で迎えた後半21分にヘッドで押し込み、同点ゴールを決める。さらに同37分にはPKで勝ち越しゴールも決め、チームをアウェーでの勝利へと導いた。

この2得点で今季11ゴールとして2年連続2ケタ得点を達成。着実に実績を重ねて鹿島のエースとなりつつある。

試合後に相馬直樹監督は「FWの仕事として、ゴールすること。それによってチームを勝たせることにこだわってやってくれている選手だと思う。それを続けていくことが大事。今日はチームを助けてくれた」とその働きぶりを絶賛した。

上田は決勝点となったPKについて「PKには自信があった。好きなので」と胸を張ったうえで「もっともっと継続的に試合に出る、点を取っていかないといけない」とどん欲な姿勢を見せた。

カタールW杯アジア最終予選で苦戦を強いられている森保ジャパンでは、1トップでFW大迫勇也(神戸)への依存が続いており、欧州でブレークしているFW古橋亨梧(セルティック)は負傷離脱中。手薄なFW陣に割って入るべく猛アピールに成功したが「鹿島に良い結果をもたらす。それが認められれば、A代表や次のステップが見えてくる」とクラブで結果を出してその先に代表の座を見据える。

窮地の森保ジャパンの救世主候補となるか。

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