森保監督さらに逆風! W杯予選10・7サウジ戦は観衆3万人、声援OKの「完全アウェー」

森保監督、大丈夫か?

日本サッカー協会は28日、10月に行われるカタールW杯アジア最終予選の第3戦サウジアラビア戦(7日、ジッダ)と第4戦オーストリア戦(12日、埼玉)に臨む森保ジャパンのメンバー25人を発表した。

強豪との2連戦を迎える日本だが、次戦のサウジアラビア戦は〝完全アウェー〟となることが判明した。

反町康治技術委員長はアウェーのサウジアラビア戦について「(試合開始の)時間はまだ分からない。夜でも遅い時間と早い時間で気温や湿度が違うと思う」と依然として未定となっている試合開始時間に気をもんでいる。

そのうえで「スタジアムは(最大収容人数の)60%入ると聞いている。5万人収容なので、完全アウェーという形になる。マスクをしているかというとそうでもない感じなので、日本みたいに手拍子だけでやるのではなく、われわれにとってはアウェー感が強くなるのでは」と警戒感をあらわにした。新型コロナ禍にもかかわらず3万人の大観衆が集まり、しかも日本では感染対策のため禁止されている声援なども〝解禁〟されて従来どおりのアウェーの雰囲気を強いられることになる。

そうした厳しい状況を踏まえ、森保一監督は「サウジ戦はアウェーで厳しい、難しい試合になることは覚悟して準備して戦わなければいけない。サウジは攻撃力があるチームだし、ホームのアドバンテージでサポーターの後押しを受けてわれわれに圧力をかけてくると思う。メンタル的にも戦術的にも準備しないといけない」と気を引き締めた。

そして「その中でも勝ち点3を目指して戦う。結果はどうなるか分からないが、勝ち点1を拾ったりそういう結果になりうるかもしれないが」とアウェーで最低でも勝ち点1を死守することを目標にして臨む。

10月の2連戦の結果次第では解任論が浮上する森保ジャパン。中東の強豪相手のアウェー戦はまさしく大一番となりそうだ。

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