実に頼もしい存在だ。広島・床田寛樹投手(28)が28日、阪神戦(甲子園)で6回を94球、2安打3四球無失点と快投。チームは2―0で4連勝を飾り、自身も今季5勝目をマークした。
キレのあるストレートを要所に組み込み、猛虎打線を翻弄。リリーフ陣につなぎ、見事な完封リレーで白星を手にした。ヒーローインタビューでは「(チームが)3連勝していい流れで来たので、その流れに乗れるようにと思って(試合に)入りました。会沢さんがうまくリードしてくれて、何とか無失点でいくことができた」と笑み。6回には先頭の近本に長打を浴びるなど一死一、三塁のピンチも招いたが「絶対にゼロで抑えてやろうと思って投げた」と振り返った言葉通り、後続を断ち切って本塁を踏ませなかった。
これで後半戦は5戦4勝と絶好調。5年目左腕は「下から上がってきてから凄く真っすぐが調子いいので変化球がうまく生きていると思う」と自己分析し、再び白い歯をのぞかせていた。