エンゼルス・大谷翔平の〝衝撃〟 今季MLBから学んだことのトップに「二刀流は可能」が選出

力強いフォームで投げ込む大谷(ロイター=USA-TODAYSports)

米スポーツサイトのブリーチャー・リポートは29日(日本時間30日)に「2021MLBシーズンから我々が学んだこと」と題し、今季に起きた特筆すべき9項目を選び、トップに「大谷翔平から・二刀流でスターの座は可能」を挙げた。

「エンゼルスでの最初の3年間を通じて、大谷がベーブ・ルース以来最初の真の二刀流スターになる可能性は一般的にうますぎる話だと思われた」と前置きしてこう続けた。「確かに投打での才能は新人王を獲得した2018年の序盤に感じさせたが、その年にトミー・ジョン手術を受けて投手生命は危機に立たされ、20年のマウンドへの悲惨な復帰は二刀流を永久に終わらせたかもしれなかった」

ところが、この予想は大きな誤りだったとし、「私たちは今、21年シーズンの終盤にいて、大谷のルース流の活躍を目の当たりにしている」と驚がく。「一人の男が打者として45本塁打を放ち、投手として29・3%の確率で三振を奪って防御率3・18なんて不可能だ。野球史上で最も偉大な個人のシーズンとして議論されるに違いない」と称賛した。

ただ、来年以降も大谷が同様の活躍ができるかどうかには「21年が一回限りかもしれない」と冷静に見る。だが、「メジャーでの二刀流が可能であることを実証した。二刀流選手はもはや夢ではない」と、大谷は野球の未来を広げる役割を果たしたと結論付けた。

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