熾烈な地区優勝争い ジャイアンツ新記録、ドジャース大逆転勝利

首位のジャイアンツがサンフランシスコ移転後最多となる103勝をマークしながらも、2位ドジャースが101勝で後を追い、まだ優勝が決まっていないナ・リーグ西部地区。日本時間9月30日はジャイアンツがダイヤモンドバックスに1対0、ドジャースがパドレスに11対9で勝利し、両チームの2ゲーム差は変わらなかった。両チームとも残り4試合という状況でジャイアンツの優勝マジックは3。地区9連覇を目指すドジャースは、明日以降も1つも負けられない戦いが続いていく。

首位のジャイアンツは最下位のダイヤモンドバックスと対戦。先発のアレックス・ウッドが6回3安打無失点の好投を見せたものの、ダイヤモンドバックス投手陣からなかなか得点を奪えなかった。7回裏にヒット、盗塁、犠打で一死3塁のチャンスを作り、クリス・ブライアントの犠飛でようやく先制。このリードをリリーフ陣が守り抜き、1958年のサンフランシスコ移転後では球団史上最多となるシーズン104勝目をマークした。

一方、2位のドジャースは3位のパドレスと対戦し、初回に4点を先制したものの、先発のマックス・シャーザーが打ち込まれ、6回終了時点で5対6と1点ビハインド。7回表には3点を追加され、リードを4点に広げられた。しかし、7回裏にムーキー・ベッツの22号ソロで1点を返すと、8回裏にはマックス・マンシーの36号ソロ、AJ・ポロックの19号ソロ、コディ・ベリンジャーの10号ソロ、コリー・シーガーの13号2ランと4本のアーチが飛び出し、一挙5得点で逆転に成功。2点のリードを守護神ケンリー・ジャンセンが守り、ジャイアンツとの2ゲーム差を死守した。

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