日鉄呉 全高炉を休止 約60年の歴史に幕

日本製鉄は、瀬戸内製鉄所呉地区の高炉を休止しました。およそ60年続いた歴史に幕が下ろされました。

日本製鉄によりますと29日、鉄鋼製品のもととなる「銑鉄」と呼ばれる溶けた鉄を作り出す第1高炉を休止したということです。

高炉は1962年に火入れが行われ、第1と第2高炉を合わせて、ピーク時には年間およそ348万トンを生産していました。

第2高炉も去年から一時停止していましたが、30日をもって休止され、およそ60年灯し続けてきた火が消えることになりました。

再来年9月末をめどに全面閉鎖の方針を発表しています。

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