クラブ買収を阻止された?ニューカッスルがプレミアリーグに損害賠償を請求

 ニューカッスル・ユナイテッドはクラブ買収を阻止されたとして、プレミアリーグに損害賠償を請求しているようだ。

【プレミアリーグ】ニューカッスルの“金満クラブ化”は幻に…サウジ投資ファンドが買収から撤退

 昨年夏にニューカッスルは、サウジアラビアの公共投資ファンドPCPキャピタルパートナーズとルーベン・ブラザーズに3億ポンド(約420億円)での売却計画を進めていた。しかしコロナウイルスにより長期プロセスの実現が不確実となり、最終的に計画は破綻となった。そんな中ニューカッスルのオーナーを務めるマイク・アシュリー氏は、『BeINスポーツ』と他のプレミアのクラブが3億ポンドの買収に反対するようプレミアリーグに働きかけた主張。競争控訴裁判所(CAT)を通じて損害賠償を請求した。

 アシェリー氏の代理人としてCATに出廷したダニエル・ジョウェルQCは、プレミアリーグの職権乱用で1000万ポンド超えの損失を抱えたと主張。決定の誤りを認めるよう訴え、「もし彼らが正気に戻って決定を覆したならば、私たちは同様の条件で再び売却に向け準備する」と伝えた。一方プレミアリーグはニューカッスルの訴訟の棄却を求め、2022年1月の第1週に再び審理が行われる予定だ。

ニューカッスルがプレミアに損害賠償を請求 Photo Tony Marshall

© 株式会社SPOTV JAPAN