阪神が下位・広島に痛すぎる3連敗 矢野監督「苦しいのは俺たちだけじゃない」

広島に3連敗し厳しい表情の矢野監督

阪神は30日の広島戦(甲子園)に4―5で敗戦。同点に追いついた直後の8回に、セットアッパー・岩崎が小園に決勝の4号ソロを許し敗戦投手となった。

下位球団・広島相手に痛すぎる同一カード3連敗。首位・ヤクルトもDeNAに敗れたためゲーム差は変わらなかったが、試合後の矢野燿大監督(52)の表情は当然浮かない。「皆が必死に勝負に行っての中の結果なので受け止めなければしゃあない」と特定の選手を責めることはせず敗戦を受け入れたが、「(打線が)かみ合わないんでね。いいところでポーンとホームランが出てくれれば楽になるんだけど、ずっと競って競って(の展開)だと投手にもプレッシャーがかかる。流れがきてない」と接戦を勝ちきれない直近の3試合を嘆く。

「苦しいのは俺たちだけじゃない。優勝争いをしているチームはみんな苦しい。俺らはチャレンジャー。向かっていく姿勢が問われていく。苦しい中からチャンスを見いだせるような戦いをしていきたい」とし、球場を引き揚げた虎の指揮官。チャンピオンフラッグをかけた一進一退の戦いは、残り20試合となった。

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