　台風16号は、1日昼過ぎにかけて伊豆諸島にかなり接近する見込みだ。

　伊豆諸島では1日は猛烈な風が吹き、猛烈にしける所があり、また、非常に激しい雨が降るおそれがある。

　暴風や高波、大雨に厳重に警戒が必要だ。

　関東地方では1日は猛烈にしける所があるため、高波にも警戒が必要となる。

　大型で非常に強い台風16号は1日4時には八丈島の南約280キロにあって、1時間におよそ30キロの速さで北北東へ進んでいる。中心の気圧は945ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は45メートル、最大瞬間風速は60メートルで暴風域を伴っている。

　台風は、非常に強い勢力で、現在の暴風域の大きさを保ちながら、1日昼過ぎにかけて伊豆諸島にかなり接近する見込み。

その後、台風は日本の東を加速しながら北東へ進み、2日の夜には温帯低気圧に変わる見通しだ。

＜高波＞

　西日本の太平洋側や小笠原諸島では1日は、東日本から東北地方にかけての太平洋側では2日にかけて、うねりを伴って大しけとなる所がある。

　特に伊豆諸島では1日夕方にかけて、関東地方では1日夕方から夜遅くにかけて、うねりを伴った猛烈なしけとなる所がありそうだ。

　高波に警戒してください。特に伊豆諸島と関東地方では、高波に厳重な警戒が必要だ。

＜暴風＞

　伊豆諸島や東日本太平洋側沿岸では1日夜にかけて、東北太平洋側沿岸では2日明け方にかけて、暴風となる所がある見込み。

特に伊豆諸島では1日昼過ぎにかけて、一部の電柱が倒壊したり、建物の一部が広範囲に飛散するおそれもある猛烈な風が吹くおそれがある。　

　暴風に警戒し、特に伊豆諸島では、不要不急の外出を控え、屋内では窓から離れるなど暴風に厳重な警戒が必要だ。

　1日は伊豆諸島や関東地方を中心に非常に激しい雨や激しい雨が降り、大雨となるおそれがある。

　土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒が必要だ。

　伊豆諸島では1日は落雷や竜巻などの激しい突風にも注意し、発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてほしい。

　東日本と西日本では、台風の影響で1日は潮位が高くなる所があるため、高潮にも注意が必要だ。