ホールに響く音色を体感 10月16日大石将紀サクソフォンコンサート「であい.クラシック―ing」開催

▲大石将紀

 10月16日(土)午後2時から、大石将紀サクソフォンコンサート「であい.クラシック―ing」がC・S赤れんが(山口市中河原町5)で開かれる。サクソフォン奏者の大石将紀と、ピアニストの末永匡が出演。国内外で活躍している一流アーティストが奏でる音色を、間近で聞くことができる。    

 大石は、東京藝術大学から同大学大学院へ進学し、さらにパリ国立高等音楽院に入学。サクソフォン科、室内楽科、即興演奏科を全て最優秀の成績で卒業した。2008年に帰国した後は、国内をはじめヨーロッパやアジア各国において、音楽祭への出演やリサイタルの開催など、幅広く活動をしている。2013年に所属しているグループ「東京現音計画」が第13回佐治敬三賞、2020年に2枚目のアルバム「SMOKE」で令和元年度文化庁芸術祭優秀賞を受賞。現在は大阪音楽大学特任准教授、東京藝術大学、洗足学園音楽大学講師、エリザベト音楽大学特別講師として後進の指導にも当たっている。    

 末永は、桐朋学園大学、ベルリン芸術大学、フライブルク音楽大学、モーツァルテウム音楽院で研さんを積み、2006年にドイツ演奏家国家資格を取得したピアニスト。2009年に東京文化会館にて公式デビューした。著名な演奏家との室内楽共演のほか、東京都交響楽団、カイロ交響楽団など、国内外のオーケストラからソリストとして招へいされ、昭和音楽大学ピアノ科講師も務めている。    

 演奏される曲目は、前半が「クープランの墓」(ラヴェル)、「ラプソディ」(ドビュッシー)などのクラシック音楽、後半が「サクソフォン族の台頭」(足立智美)、「THE GARDEN OF LOVE」(JacobTV)、「GATE」(フィトキン)など、現代の作曲家による作品で、クラシックと現代音楽を一緒に楽しむことができる。    

 全席自由で、前売り券は一般1800円、18歳以下1000円。同施設、YCAM、山口市民会館、サンパークあじす・こどもステーション山口事務局で購入できる。当日は各500円高(残席がある場合のみ販売)。託児(1人500円)希望者は、10月8日(金)までに申し込むこと。      

 なお、新型コロナウイルス感染症の感染状況により、中止になる場合がある。問い合わせは同施設(TEL083-928-6666)へ。

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