J1横浜Mが逆転優勝に望みをつないだ。1日のアウェー湘南戦で1―0で勝利し、3試合ぶりの勝ち点3をゲットした。
攻撃の形がつくれず、苦戦していたが、交代選手が流れを変えた。後半19分にピッチに投入されたFW仲川輝人が、直後に結果を残した。右サイドのこぼれ球に反応。そのままペナルティーエリア内に侵入し、後半21分のFW前田大然のゴールをお膳立てした。これが決勝点となった。
リーグ制覇した2019年にはMVPと得点王に輝いた仲川だが、昨季と今季ここまでそれにふさわしい活躍はできず、もどかしい状況となっているが、ゴールへとの意欲は全く衰えていない。今季まだリーグ1得点だけに「次こそは点を取る気持ちでやっていきたい」と力を込めた。
首位・川崎と同じ31試合を消化して勝ち点は9差。残り7試合となっており、今後は負けが許されない戦いが続く。決勝点の前田は「残り試合が少なくなってきている。内容が悪くても勝っていくことが大事になる」。どんな形でも勝ち点3を積み重ね、大逆転をたぐり寄せるつもりだ。