エルトン・ジョンがスティーヴィー・ワンダーと初デュエット

エルトン・ジョン(Elton John)が10月22日にリリースする、豪華アーティストたちをゲストに迎えた最新コラボレーション・アルバム『The Lockdown Sessions』より、スティーヴィー・ワンダー(Stevie Wonder)とのデュエット曲「Finish Line」を公開した。

エルトン・ジョンのピアノで始まるこのミッドテンポのトラックで、エルトンのリード・ヴォーカルに続いて、スティーヴィー・ワンダーはその紛れもなく美しい歌声を披露。カニエ・ウェストのゴスペル・グループとして知られるサンデー・サービス・クワイアがバック・コーラスで参加している同曲では、エルトンがハーモニカのソロ演奏も担当している。

<エルトンとスティヴィーとの初デュエット曲「Finish Line」>

エルトン・ジョンは、この新曲について次のように述べている。

「‘Finish Line’をこの上なく誇りに思っています。今までに作った作品の中で最高のものの一つだと言っても過言ではありません。スティービーの歌声は、これまで以上に素晴らしく、彼の歌声は、まるで17歳の頃に戻ったかのような、純粋な喜びと高揚感に溢れているんです」

「アンドリュー・ワットが驚くべき仕事をしてくれました。魔法のようなプロセスでした。私はスティーヴィーとの共演をいつも心から楽しんでいますし、50年の友情を経て、ようやく本格的なデュエットを実現できたことを嬉しく思っています。彼はいつも私に優しく接してくれますし、その才能はとてつもなく偉大です。‘Finish Line’で彼のヴォーカルや演奏をあらためて聴くと、彼こそが真の天才だとわかるんです」

スティーヴィー・ワンダーは次のようなコメントを寄せている。

「エルトンのために歌い、ピアノやハーモニカを演奏することは、喜びであり、名誉でもあります。彼は、私がこの人生の旅で出会った、音楽、人生、友情、愛における偉大な精神の持ち主の一人です。真の芸術性と愛そのもののような音楽は、この先何年も続く永遠の約束に等しいものです。そしてエルトン、‘Finish Line’を歌う君の声を聴いた誰もが、あなたの賢さ、痛み、魂、愛、そして不屈の精神を感じることでしょう。本当に最高です。君と私たちの永遠に終わらない音楽、友情、生命の歌を祝福します。サー・エルトン・ジョン万歳! (最高の笑顔で!)」

エルトン・ジョンとスティーヴィー・ワンダーは、ディオンヌ・ワーウィック、グラディス・ナイトと共に、1985年に米ビルボードのポップス、R&B、アダルト・コンテンポラリー・チャートで1位を獲得したシングル「That’s What Friends Are For」で共演を果たし、エルトンの1983年のヒット曲「I Guess That’s Why They Call It The Blues」でも、スティーヴィーは印象的なハーモニカ演奏を披露している。しかし、この2人の偉大なアーティストがデュエットというかたちで共演したのは、グラミー賞受賞歴を誇るアンドリュー・ワットがプロデュースが手掛けるこの「Finish Line」が初の楽曲となる。

過去18ヶ月間にわたり、リモート体制でレコーディングが行われたアルバム『The Lockdown Sessions』は10月22日にリリース。この新曲は、アルバムからの先行トラックとして公開されていたデュア・リパとの「Cold Heart (PNAU Remix)」、チャーリー・プースとの「After All」に続く楽曲となる。エルトン・ジョンとチャーリー・プースは、先週末に6大陸の主要都市から生中継された24時間チャリティ・イベント“Global Citizen Live”のパリ会場に登場し、このデュエット曲のパフォーマンスを披露した。

Written By Paul Sexton

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エルトン・ジョン『The Lockdown Sessions』
2021年10月22日発売

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