WC狙うア東3チーム ヤンキースのみ敗戦でさらなる混戦に

ア・リーグのワイルドカード争いはトップに立つヤンキースを2ゲーム差でレッドソックスとマリナーズ、3ゲーム差でブルージェイズが追う状況となっている。日本時間10月2日、ヤンキースがレイズに3対4で惜敗するなか、レッドソックスはナショナルズに4対2、ブルージェイズはオリオールズに6対4で勝利(マリナーズはエンゼルスと試合中)。この結果、マリナーズの勝敗にかかわらず、2ゲーム差のなかに4チームがひしめく大混戦となった。

ヤンキースはすでにリーグ最高勝率を確定させているレイズと対戦。1点ビハインドで迎えた9回表にワンダー・フランコに2点タイムリーを浴び、リードを3点に広げられた。その裏、レイズ5番手アンドリュー・キットレッジを攻め、ジョーイ・ギャロとブレット・ガードナーのタイムリーで2点を返したが、一死1・2塁のチャンスでゲーリー・サンチェスとルーグネッド・オドーアが連続三振に倒れ、3対4で惜敗。レイズは球団記録をさらに更新するシーズン99勝目をマークした。

レッドソックスはナショナルズと対戦。両軍無得点で迎えた6回表にハンター・レンフローの31号3ランとボビー・ダルベックの25号ソロで4点を先制し、リリーフ陣がナショナルズの反撃をソロ本塁打2本による2点のみに抑えて4対2で勝利した。ヤンキースが敗れたため、ゲーム差は1に。なお、澤村拓一には登板機会がなかった。

ブルージェイズはオリオールズと対戦。3回裏にダニー・ジャンセンの10号2ランで先制し、6回裏にはコリー・ディッカーソンの6号ソロなどで一挙4点を追加した。8回表に4点を返されたものの、3番手ジョーダン・ロマノがリードを守り、6対4で逃げ切り。レッドソックスとの1ゲーム差をキープし、ワイルドカード獲得に望みをつないだ。リーグ2位の46本塁打を放っているブラディミール・ゲレーロJr.は4打数0安打。打率を.310、OPSを.992に落としている。

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