「住みたいまち」とは? 延岡の若者 意見交わす

 「若者が描く魅力あるまちづくりミーティング」は9月29日、延岡市役所であった=写真。市内に住む若い社会人や高校生ら11人が「住みたくなるまち」について自由に意見を交わした。
 これから地域づくりを担う若者から生の声を聴き施策に反映させようと、市が主催。司会進行は同市の若者による地域おこしグループ「U35nobeoka未来会議」が担った。
 テーマは「子どもを育てたいと思えるまち」。参加者は3グループに分かれ「延岡の良いところ」「子どもの頃の楽しい思い出」「不満に感じた教育環境」の順に経験談や意見を出し合い、模造紙に書きとどめた。
 意見を参考に、子育てしたくなるまちのイメージを具体化。「パパが子育ての主役になれるまち」「仕事と両立できるまち」「自然の中で都会的な遊びができる」など、今の若者のニーズが浮かび上がった。
 参加した延岡高普通科2年の吉川睦月さん(16)は「遊びが子育て支援につながるという発想は新鮮だった」と振り返った。「U35―」の甲斐慶太朗さん(30)は「議論より対話を重視し、これからも若者が話しやすい場をつくっていきたい」と訴えた。
 ミーティングは今月15、31日にも開き、働く場や観光などのテーマで議論する。

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