【ラグビー】リーチ・マイケルが代表主将を “卒業” ジョセフHC「責任から解放してあげたい」

長年、主将を務めたリーチ・マイケル(東スポWeb)

ラグビー日本代表のフランカー、リーチ・マイケル(32=東芝ブレイブルーパス東京)が日本代表主将から外れた。2日にオンラインで取材に応じたジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC)が明かした。

ジョセフHCは「リーチは素晴らしいキャプテンだった。ただキャプテンとしての仕事量は非常に多く、3度のW杯に出場し、日本代表として多くの経験してきた彼には、純粋にラグビーに集中できる状態にして、チームを率いる責任から解放してあげたいと思う」と説明。新主将にはフランカーのピーター・ラブスカフニ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)、副将はCTB中村亮土(東京サントリーサンゴリアス)が就任する。今回の措置はひとまず今秋の活動だけとした。

南アフリカ出身のラブスカフニは2019年W杯日本大会でリーチが控えに回ったときに、ゲームキャプテンを務めたこともあるなど、リーダーシップには定評がある。新主将は日本ラグビー協会を通じて「本当に名誉で光栄な気持ちです。私たちの行動から、チームのビジョンや価値を皆さま様にお見せできればと思います。また家族や友人、最終的には日本の皆さまに誇りに思っていただけるように頑張りたいと思います」とコメントした。

日本代表は今秋のテストマッチ4試合に向けて宮崎で合宿中。23日にオーストラリア戦(大分)を行い、11月の欧州遠征ではアイルランド戦(6日、ダブリン)、ポルトガル戦(13日、リスボン)、スコットランド戦(20日、エディンバラ)を予定している。

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