「追う! マイ・カナガワ」取材班が9月29~30日に「マイカナ友だち」を対象に行ったアンケートでは、退任する菅義偉首相の1年間の評価を10点満点で尋ねた。361人による平均は3.95点だった。
◆国民に語る言葉なく
「0点」が65人と最多で、相模原市南区の60代自営業女性は「新型コロナという未曽有の危機でも、国民に語り掛ける言葉もない。自分の権勢のためなら、国民の半数以上が反対する五輪も抽象的な言葉だけで強行する。国民の痛みに寄り添うそぶりもなかった」と怒りをあらわにした。
3点(56人)を選んだ菅氏の選挙区(横浜市港南区)の60代無職男性は「私の知り合いは入院できずにコロナで亡くなりました。早くに入院して適切な治療ができたら助かったのに」と悔しい思いを寄せた。
◆感染対策の矢面に
8点(33人)とした同市泉区の小学校教諭の男性(26)は「正解のない感染対策の中、矢面に立ち続けた。それだけで評価ができる」とねぎらった。10点(10人)の同市南区の50代派遣社員女性は「一番大変な時に睡眠もまともに取らずに、国民のために全うしてくれた。途中で投げ出した安倍さんとは全く違う」とした。