経済成長を続ける中国では、ペット産業市場が5兆円規模になっているという。日本では約1800万匹の犬、猫がペットとして飼われているそうだが、中国ではなんと1億匹だという。
そんな中、中国で問題となっているのが、動物虐待。しかも、ペットに整形手術を行う飼い主がいるというから驚きだ。
中国メディアは先日、「ペットをかわいく見せるため、整形手術を行う飼い主が増えている」と報じた。ある飼い主は犬の輪郭をよくしようと考え、ヒアルロン酸を注射し、死なせてしまったという。また、犬の目を大きくするため、動物病院で飼い犬に目の切開手術を受けさせた様子も撮影し、動画配信していたとも。中国ネット上では飼い主に対し、批判が殺到している。
中国人ジャーナリストの周来友氏は「中国の一部の動物病院ではペット市場の拡大に伴い、売り上げ拡大のため、犬や猫に二重、シワ伸ばし、鼻を高くするなどの整形手術を行っているというのです。日本でも飼育放棄防止などを目的として、飼い主への免許制度が議論されています。ペットを装飾品のように扱う飼い主が多い中国でもぜひ議論されるべき制度なのではないでしょうか」と指摘している。