「韓国のり」より美味?多種多様な朝鮮のり おにぎり用から佃煮、ふりかけ、スープ用も

朝鮮のスーパーマーケットの食料品売り場に様々な海苔(のり)加工品が次々と登場し、好評を博している。

おにぎり用の焼きのり、甘みと旨味が絶妙なのり醤油、潮の香がただようのりスープが手軽に作れる具用のり、調味のりふりかけ、のりの佃煮、揚げのりなど。

のりスープが手軽に作れる具用のり(C)朝鮮新報

種類が多いだけでなく、着色料や防腐剤を一切使わない天然健康食品というのも特徴だ。

贈り物用に包装したのりの詰め合わせも商品化され、大ヒットとなった。

ギフト用ののりの詰め合わせ(C)朝鮮新報

これまで記念日や誕生日の知人への贈り物といえば花や化粧品などが主流だが、最近ではのりの詰め合わせが新たな「定番ギフト」となりつつあるという。

これらの商品は、平壌テギョン海苔加工工場で生産されている。

原料の海苔は、朝鮮西海沖にある海苔養殖場から提供されている。

上段からのりふりかけ、魚介醤油、のりの佃煮(C)朝鮮新報

平壌の工場で生産される海苔加工品は、2012年の操業当時、わずか3種類だった。

2015年4月、同工場を現地視察した金正恩総書記は、海苔は需要が高いので加工品の種類を増やし生産量の増加に注力しなければならないとし、生産工程のリニューアルを指示した。

揚げのり(C)朝鮮新報

現在、工場で扱う商品は10余種、60余品にまで拡大した。

海苔加工品以外では、コンブの佃煮、真空凍結乾燥したスケソウダラ、イカ、塩辛、魚介醤油なども生産している。

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