糸魚川産新米・越の丸茄子 地産地消テーマに調理 料理教室 地場産食材で5品

 糸魚川産の新米と越の丸茄子(なす)を主役に、地場産食材をおいしく簡単に調理する方法を教わる料理教室「地産地消×まるっとNasutival vol.2」が2日、同市横町1の糸魚川地区公民館で開かれた。

糸魚川産新米、越の丸茄子など、ほぼ地場産食材のみで調理した。レシピを考案した梅澤さん(左)

 「地産地消」の推進をテーマにした催しは、市農林水産業振興協議会(事務局、市農林水産課内)が毎年実施している。今年は昨年に続き、新型コロナウイルス感染拡大防止のため集客型の食のイベントは行わなかった。

 7月17日に開かれ好評だったJAひすい丸なす部会による「まるっとNasutival」とコラボ。コロナ禍などで価格や販売面に影響の出ている糸魚川産米や越の丸茄子の、地元の消費拡大などを目的に企画された。

 市民10人が参加。同部会の女性農業者・梅澤未有さん(同市大野)と石田久美さん(同)が講師を務めた。和やかな雰囲気の中、参加者は協力して越の丸茄子たっぷりの「スペインオムレツ」、新米で作る「たこ飯」など5品を調理した。新米の食べ比べや越の丸茄子ドリンクの試飲もあった。

 レシピを考案した梅澤さんは「新しさと伝統の調和を意識した」と説明、コロナ禍の中でも交流の機会を持てたことを喜んだ。

できたてを試食する参加親子

 試食では「おいしい」の声。親子で参加した同市一の宮2の女性(40)は「糸魚川にはおいしいものがたくさんあると知って良かった。(コロナ禍で)行事がなくなっている中、良い企画をしていただいた」などと感想を話した。

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