日本代表MF田中碧(23=デュッセルドルフ)が森保ジャパンのレギュラー奪取へ目をギラつかせている。
4日にオンラインで取材に応じた田中は、初めて臨むW杯アジア最終予選に向けて「緊張感はあると思うし、固くなるのは想像できる。いかに早く試合を察知してコントロールできるか。緊張することに、ナーバスになりすぎずやれれば」とピッチに立つ状況を想像しながら、早くも武者震いしている。
森保ジャパンの守備的MFは層が厚く、MF遠藤航(シュツットガルト)を筆頭に、MF柴崎岳(レガネス)、MF守田英正(サンタクララ)などそうそうたる顔ぶれだ。「すばらしいものをそれぞれが持っているし、自分にないものを持っている」とした上で「僕もそういう選手たちにないものを持っている。試合の流れをうまく循環させるプレーには自信を持っている。守備の部分ではまだまだ足りないと思うが、より強くいけるところは少しずつ手応えは感じているので、そこを出していければ」と猛アピール。そして「プレーで示さないと。自分が要求したいことがあれば言わないといけない。一番は〝田中碧〟を表現しないといけない」と大舞台で実力を発揮する覚悟だ。
東京五輪世代の中心としてチームをけん引してきた田中。最終予選で窮地の森保ジャパンの起爆剤となるか注目が集まる。