岸田新内閣が4日、発足した。菅前政権が翻弄(ほんろう)された新型コロナウイルス対策に対する手腕、「こども庁」創設の意向、広島県の選挙区選出の新首相が向き合う非核化など平和問題への取り組み-。喫緊の諸課題に関係する県民は、新政権の船出に期待を抱きつつも厳しく見詰めている。
インターパーク倉持呼吸器内科(宇都宮市)の倉持仁(くらもちじん)院長(49)は今年、1800人を超えるコロナ陽性者と向き合った。「自民党総裁選後に語ったコロナ対策や政治不信への危機意識は正しい。国民のために掲げたことを全力でやってもらいたい」と要望した。