韓国自動車市場、顧客サービスで日本車が満足度1位に 純粋韓国車に大差

韓国で不買運動のターゲットされた日本車だが、AS(アフターサービス)に関しては圧倒的1位であることが分かった。韓国車よりも満足度が高く、同国最大手の現代自動車は下位、同傘下の起亜自動車は最下位だった。

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韓国の自動車調査専門機関コンシューマーインサイトが発表した「年次自動車企画調査」(※毎年7月に10万人対象に調査)によると、販売サービスとアフターサービス(AS)の満足度のいずれでも日本車が上位を占めた。現代など純粋韓国車は下位に留まっている。

まず、国産車(韓国車)販売サービスの満足度スコアでは、▲ルノーサムスンが800点で最も高く、▲双竜自動車(798点)▲韓国GM(791点)の順で上位を占めた。一方で韓国市場の3分の2を占める現代自動車グループは▲起亜(775点)▲現代自動車(774点)▲ジェネシス(771点)と下位を形成した。プレミアムブランドであるはずのジェネシスは、アフタサービスでも下位に位置し、色々と波紋を呼びそうだ。

輸入車では、日本ブランドが2019年の不買運動以降、韓国市場での販売が急減したにもかかわらず、販売サービスの面でも上位を独占した。レクサスが842点で断然1位となり▲トヨタ(822点)▲ホンダ(809点)が続いた。輸入車販売台数1位の▲ベンツ(797点)は4位となり、▲ミニ(777点)が5位に入った。上位3社の日本ブランドは、韓国車1位のルノーサムスンも大幅に上回る。

レクサスコリア

次に、AS(アフターサービス)では、▲ルノーサムスンが823点で1位となり▲韓国GM(820点)▲双竜(816点)が上位に入った。 純粋国産車である▲現代自動車(800点)▲ジェネシス(現代自動車の高級ブランド/797点)▲起亜自動車(790点)は平均スコア以下にとどまった。

輸入車では▲レクサスが838点で1位となり▲ボルボ(836点)は昨年に続き2位を維持した。▲トヨタ(832点)が3位▲ベンツ(826点)が4位▲ホンダ(825点)が5位となり、日本車は3ブランドが上位に入った。輸入車5位のホンダでも国産車1位のルノーサムスンを上回るAS満足度スコアをたたき出している。

今回の調査は、過去1年間の新車購入者とサービスセンター利用経験者を対象に、それぞれ販売段階(事務所・営業スタッフ・インドの過程・販売後の管理)とAS段階(アクセス・手順・環境・結果・会社)の顧客満足度を聞き、韓国産と輸入車ブランドで比較した結果となっている。

この報道をみた韓国のネットユーザーからは、

「現代自動車が太ったものだから…大韓民国の国民を何だと思っているのか…輸入車が引き続きたくさん入ってきて現代車を買わないようにしないと」

「共感100%…サービスの期待外れに起亜は買いたくない…強く言えばようやく直してくれる。客を馬鹿だと思っている会社…」

「この調査は正確だぞ」

「現代と起亜を不買しないと」

「輸入車とのスコア差を見ろよw 不買が答えだ」

「ルノーは良いが…待機時間が長い…」

「反日運動をしない自分としてはレクサスES300Hが故障したとしても燃費が良いので消費者視点では答えだ」

参考記事:韓国農業紙「日本の農業機械を不買運動・国産化せよの声」「農民たちは日本製に良い評価」

参考記事:韓国紙「トヨタのカムリが韓国で販売量拡大中」「優れたハイブリッド技術が競争優位に」

参考記事:現代自動車のコナEV、海外輸出は継続 韓国では火災多発で生産中止

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