【新型コロナ】神奈川県所管域で1人死亡、22人感染 保育園のクラスター拡大

神奈川県庁

 新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県は5日、県所管域で新たに1人の死亡と、10歳未満~70代の男女22人の感染が確認されたと発表した。

 海老名市の80代男性は8月30日にせきの症状が出て、9月6日に発熱もあり医療機関を受診。陽性と判明し入院していたが、同27日に新型コロナによる肺炎で死亡した。ワクチンは2回接種済みだったが、循環器系の既往症があったという。

 新規感染者のうち、21人が軽症、1人が無症状で、7人の感染経路が不明。年代別の内訳は、20代が5人、10歳未満・40代が各4人、10代・30代が各3人、50代2人、70代1人。

 クラスター(感染者集団)が発生している県小田原保健福祉事務所管内の民間保育園で新たに園児3人、保育士1人の陽性が判明し、感染者は計19人となった。

 県はまた、今月3日に新規感染者として公表した秦野市の40代女性について、感染の疑いが低いとして発生届を取り下げたと発表した。

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