巨人・阿部作戦コーチが一軍初陣を振り返る「責任重大」

ヤクルト戦でベンチから原監督(右)とともに戦況を見守る阿部コーチ

巨人の阿部慎之助作戦コーチ(42)が5日のヤクルト戦(神宮)後、同職としての初陣となった試合を振り返った。

この日、二軍監督から一軍作戦コーチへ配置転換。試合前練習では内外野へのノックを行い、試合中はベンチからサインを送って試合を動かした。

阿部コーチは昨季も、元木ヘッドコーチが虫垂炎により離脱した際に代行としてベンチ入り。1年ぶり2度目となる一軍ベンチ入りについて「役目が監督、ベンチのサインをコーチャーに送るというものなので、責任重大。その辺の難しさもあると思うけど、その中でちゃんと監督の采配に僕が付いていくようにしないといけないし、その中でも見れるところは見れるようにっていうことだけ、それだけ心がけて頑張ってやってみます」と昨年との役割の違いについて触れながら今後への意気込みを語った。

また、一軍と二軍との決定的なレベルの差にも言及。「一軍の投手はやっぱりいいな。ヤクルトの投手もそうだし、ウチの投手も抑えだったり、ちょっと違うな。(球が)ピシーッと行くしな、追い込んでから。『どこ投げてんだよ~』ていう投げミスが少ないのが一軍だよね」と話し「それを打つ難しさっていうのはみんな感じてるはずなんだよ。そこを乗り越えていければいいなと思うし」と、若手Gナインへハッパをかけた。

原監督からも、チームを取りまとめる〝兄貴分〟のような役割に期待を寄せられている阿部コーチ。「鬼軍曹」から「司令部の中枢」へと役割を変え、シーズン終盤を戦い抜いていく。

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