生後2週間の娘を殺害 母親に懲役5年を求刑 広島

去年7月、安佐北区で母親が生後2週間の娘を殺害した事件で、検察は懲役5年を求刑しました。

起訴状などによりますと安佐北区の無職渡邉彩奈被告(26)は去年7月、自宅アパートで生後2週間の長女陽葵ちゃんの鼻や口をふさぎ首を絞めて殺害した罪に問われています。

6日の裁判で検察側は「殺害方法が残忍で短絡的な動機に基づいた犯行」と指摘。育児への支援や援助を受けることができたとして懲役5年を求刑しました。

一方、弁護側は「ひとりでの育児はきつく、極度の睡眠不足から正常な判断を失っていた可能性」があることや子どもの戸籍で悩み、「犯行日は出生届の期限で、このままでは何の問題も解決できない」と犯行に及んだとして執行猶予を求めました。

判決は8日に言い渡されます。

© 広島ホームテレビ