韓国警察が国産化したスタンガン、驚異的な不良率でテスト運用もできず...監査資料で判明

韓国警察が国産化を推進したスタンガンが、驚異的な不良率に達していることが明らかにされ、問題になっている。

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韓国警察が推進し、開発を主導した韓国製スタンガンの機器不良率が90%に達することが確認された。

5日、韓国国会行政安全委員会所属のハン・ビョンド議員(共に民主党)が韓国警察庁から提出された国政監査資料によると、警察庁が国産化のために開発した韓国製スタンガン10台のうち9台の割合で不良が発生しており、テスト運営さえ出来ずにいる状態であることが分かった。

画像:SBS放送の当該報道キャプション

現在、韓国警察庁が使用しているスタンガンは全量を輸入に依存しているが、高価格、連続発射が出来ない、照準が合わせることが難しいなど問題が指摘されてきた。

警察庁は、これを補なうために、2015年11月、同国産業省との間で「安全な社会の実現と治安産業育成の業務協約」を締結し、2016年7月から2018年9月までの2年間に10億ウォンをかけて韓国型スタンガンの開発を行っていた。

開発後、2019年12月5日にテスト運用のために同機器100丁をまず購入したところ、射撃点検中に電源が切れるなどの欠陥が多数発見され、テスト運用そのものさえ出来ない状態であるという。

画像:SBSの当該報道キャプション

これに対し韓国警察庁は2020年3月から2021年7月までに6回にわたる性能改善全数検査を実施したが、いまだ90丁近い機器から不良が継続的に発生しており、性能改善が全く行われていないことが確認された。

不良数は、△2次検査時87錠△3次76錠△4次89錠△5回89錠△6次88錠であった。

ハン・ビョンド議員は「スタンガンの性能は、国民はもちろん、現場警察官の安全にも直結する問題」と強調し、「警察庁は性能改善が難しい状況であり、機器を廃棄するかどうかを急いで決定すべきだ」と指摘した。

これと関連し、警察関係者は「韓国型スタンガンは、国産化・3連発・軽量化などメリットが多く、継続的に補完していく計画だ」と伝えた。

この報道をみた韓国のネットユーザーからは、

「開発してどうするんだ…問題が生じたら過剰鎮圧だと言って末端警察官に責任を押し付けて上の人間は知らぬ顔。このような装備を使わせたいなら末端の免責事項でもちゃんと作れ」

「銃で対応し犯行したら殺害しろ」

「リベート疑惑が出て来るぞ」

「誰かが9億ぐらい抜き取ったんだろう」

「サムスンに作らせろ」

「10個中9個が不良って、それは即ちスクラップじゃないか。国民の税金で何やってんだ」

などのコメントがネット掲示板に投稿されている。

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