秋晴れに輝く黄金色の花 ヤナギバヒマワリ見頃 安塚区 新潟市の中学生、遊歩道歩き風景楽しむ 

 安塚区の秋の風物詩であるヤナギバヒマワリが見頃を迎え、秋晴れの下で黄金色の花を輝かせている。

 5日は「越後田舎体験」を利用し、1泊2日で上越市を訪れた新潟市立新津第一中の3年生184人が、同区でウオークラリーを実施。小黒川沿いの約8キロにわたり整備された「リバーサイドロード」を歩いた。

満開のヤナギバヒマワリが咲く遊歩道を歩く生徒

 同校の3年生は例年5月に京都・奈良で修学旅行を行っているが、今年は新型コロナ対策として、行き先を県内に変更した。他に、水族博物館「うみがたり」、中郷区の妙高サンシャインランドも回って体験した。

 生徒は沿道や広場を彩るヤナギバヒマワリ、紅葉する桜並木など秋の風景を楽しみ、心地よい汗を流した。引率の教師は「新潟県のいいところをもっと見つけようと学習を進めてきた。心から楽しんでいるよう」と話した。

 越後田舎体験の事務局を務める同区の雪だるま財団によると、昨年度は約35校からあった予約の9割が、新型コロナウイルス感染症の影響でキャンセルになった。本年度は県内や長野県の約30校が、日帰りで利用を予定しているという。

 同財団の小林美佐子理事長は「感染下での受け入れは苦戦している。今後は広域の各団体と連携し、各校の希望に合わせた提案を行っていきたい」と課題を話した。

© 株式会社上越タイムス社