【NLWC】ドジャース劇的勝利 テイラーサヨナラ2ラン

【カージナルス1-3xドジャース】@ドジャー・スタジアム

球団史上最多タイの106勝をマークしたドジャースと破竹の17連勝で球団記録を更新したカージナルスが対戦したナ・リーグのワイルドカード・ゲームは、手に汗を握る好ゲームとなった。1対1の同点で迎えた9回裏、ドジャースは二死から四球で出塁したコディ・ベリンジャーが盗塁を決め、クリス・テイラーの2ラン本塁打で劇的なサヨナラ勝ち。地区シリーズで107勝のジャイアンツと106勝のドジャースによる「頂上決戦」が実現することになった。

ドジャースは先発のマックス・シャーザーが立ち上がりの安定感を欠き、1回表一死1・3塁から暴投で先制点を献上。しかし、その後は立ち直り、ドジャース投手陣はカージナルス打線を1度も三者凡退に抑えられなかったものの、追加点を与えなかった。4回裏に「ポストシーズン男」のジャスティン・ターナーがソロ本塁打を放ち、1対1の同点に追いつくと、9回裏にテイラーのサヨナラ2ラン本塁打が飛び出して劇的勝利。勝ちパターンのリリーバーを次々に投入してカージナルスの攻撃をしのいだデーブ・ロバーツ監督の采配も光った。

カージナルスは毎回走者を出し、何度も得点圏に走者を進めたが、得点圏で11打数ノーヒットに終わるなど、あと1本が出ず。1番トミー・エドマンと2番ポール・ゴールドシュミットがそれぞれ3出塁と役割を果たしたものの、タイラー・オニール、ノーラン・アレナードら中軸打者がブレーキとなった。40歳のアダム・ウェインライトは6回途中4安打1失点の力投。シャーザーより長いイニングを投げ、大ベテランの意地を見せた。

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