秋風にゆらり 約20万本のコスモス開花 諫早・白木峰高原

秋風にゆれるコスモス=諫早市、白木峰高原

 長崎県諫早市白木峰町の白木峰高原で約20万本のコスモスが咲き始め、市内外から訪れた行楽客の目を楽しませている。
 五家原岳の中腹、標高約340メートルの丘陵地にある同高原は、諫早湾や雲仙の山々を一望する人気の景勝地。白やピンクの花が爽やかな秋風にゆれ、散策や撮影を楽しむ人の姿が見られた。
 地元住民でつくる白木峰高原育成会(松本茂会長)が例年、希少種を含む約20種類を育てている。今年も7月に種をまき、順調に成育していたが、長期間にわたった夏の豪雨やイノシシ被害で壊滅状態となったため、9月上旬に補植。10月初旬から咲き始め、現在3分咲き程度になっている。
 松本会長は「天候不順などで開花は遅れたが、中旬から月末にかけて見ごろになると思う。のんびり散策を楽しんでもらえれば」と話した。10日には近くのコスモス花宇宙館主催によるスケッチ大会も開催される。

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