解任危機の森保監督が持論展開「サッカー間違っていない」

森保監督

森保ジャパンが7日(日本時間8日)に行われたカタールW杯アジア最終予選のサウジアラビア戦(ジッダ)で0―1と敗れ、7大会連続のW杯出場に黄信号が灯った。

今回の最終予選で早くも2敗目。いよいよ崖っぷちに追い込まれたが、試合後の森保一監督(53)はどこまでも強気だった。

森保ジャパンの現状について「ベースの方向性は間違っていない。進んでいく段階でこれまでも、変えなければいけない状況ではマイナーチェンジして修正を加えながら向かっていこうとやっている。常に進化するために修正することがある。結果につながることを考えていきたい」とチームは正しい方向に進んでいると主張した。

さらに「目標に向かっていくサッカーについては間違っていないと思う。もし間違っているなら皆さんも含めて私を評価してもらって指摘してもらえれば」と批判が高まる中でも繰り返し自らのサッカーの〝正当性〟を強調した。

そして「私がやろうとするサッカーやサッカー観をチームに反映させる、選手にプレーしてもらうというのもあるが、私自身は自分のサッカー観プラス日本のサッカー発展のためになることを選手に表現してもらおうと考えながら仕事をさせてもらっている」と熱弁。自身の信念と日本サッカー界全体の理想像を〝融合〟させた姿が森保ジャパンだと痛切に訴えた。

次戦は同組最強のライバルと目されるオーストラリアをホーム(12日、埼玉)で迎え撃つ。果たして熱い言葉の数々を結果で示せるか。森保監督に残されたチャンスは少ない。

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