〈上越市長選〉必勝期し心一つに 「厳しい戦い」支持訴え 野澤朗氏総決起大会

 上越市長選(24日告示、31日投開票)への出馬を表明している前副市長で新人の野澤朗氏(64)の総決起大会が9日、同市新光町1の上越文化会館で開かれた。支持者や後援会のメンバーが集まり、必勝を期した。

総決起大会の最後に、心一つに「ガンバローコール」で士気を高める野澤氏(中央)と来賓関係者、支援者

 野澤氏は「(同日の)700人の皆さんの集まりを大変うれしく思うが、私の知名度を含め、まだまだ厳しい戦いだと感じている」と危機感を示し、「ぜひ、私と一緒に歩んでいただきたい。夢と希望、思いを持ち上越市を良いまちに。それは、子どもたちが暮らし続けたいまちになるはず」と声高に訴えた。

 総決起大会では高鳥修一新潟6区衆院議員や村山秀幸市長らが応援弁士を務めた他、市民有志7人がオンラインで応援メッセージを寄せた。

 高鳥衆院議員は「日を追うごとに(野澤氏陣営の)勢いが出てきているように感じる」とし、自身が出馬予定の衆院選の日程に言及しながら「共に10月31日がゴール。お互いに1位で、このゴールに入れるように」と士気を高めた。

 11月8日の任期満了をもって退任する村山市長は、自身が市長を担った3期12年間の感謝を表しつつ「(野澤氏が)次の市政の担い手、トップリーダーになれるよう背中を押し、手を引っ張っていただきたい」と呼び掛けた。

 内山米六後援会長は、野澤氏へのさらなる支援を呼び掛けるとともに、対立の候補予定者が締結した政策協定を「野合」と批判した。

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