中日・小笠原 6回1失点も…また見殺し「もうちょっと試行錯誤してシーズンを終わりたい」

中日・小笠原

中日・小笠原慎之介投手(24)の力投がまたしても報われなかった。

10日のDeNA戦(横浜)に先発し、85球を投げ6回6安打1失点の好投を見せたが、打線の援護に恵まれず今季8勝目を逃した。

3回以外は走者を出したが、粘りの投球で踏ん張り、5回まで無得点。しかし、1点リードの6回に2安打を許して二死一、二塁のピンチを招くと、ソトに詰まらせながらも右前へ落ちる適時打を浴びて同点に追いつかれてしまった。それでも後続を打ち取り最少失点でマウンドを降りた。結局、7回に代打を送られて勝ち負けはつかなかった。

前回3日の阪神戦(甲子園)では7回1失点の好投も味方打線が完封されて10敗目を喫していただけに、これで2試合連続で援護に恵まれず、9月13日のヤクルト戦(バンテリン)で8勝目をマークして以来、ここ4戦連続で勝ち星から遠ざかっている。

試合中は「何もありません…」とだけしかコメントしなかった6年目左腕だが、試合後は「(感覚は)悪くはなかった。肩、ヒジは違和感なく投げられているので、そろそろ軸で投げたいと思っている。もうちょっと試行錯誤してシーズンを終わりたい」と次回登板へ向けて意気込んでいる。

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