初代キャスター・谷口祐子も登場!「どさんこワイド」放送30年特番を見逃し配信中

STV札幌テレビ放送で10月7日、夕方情報ワイド番組「どさんこワイド179」(月~金曜午後3:48、北海道ローカル)の放送開始30周年を記念した公開生放送が行われた。事前に抽選で選ばれた約200人の観客が、新型コロナウイルス感染対策を施した上で、STV放送会館内のSTVホールで観覧。初代キャスターの谷口祐子ら懐かしい顔ぶれも登場したイベントの模様を伝える。なお、この公開放送内容は、10月13日(午後11:59)までの期間限定で、どさんこ動画+(プラス) (https://mv.stv.jp/contents/2587)で見逃し配信中。

同番組は1991年10月7日に放送開始。当時、夕方は再放送などが多い時間帯で、生活情報とニュースを織り交ぜたこのローカルワイド番組は全国の草分け的存在となり、今も同局の看板的人気を誇る。

この日の公開放送では、担当キャスターを務める同局の福永俊介アナウンサー、村雨美紀アナウンサーをはじめ、初代キャスターの木村洋二アナウンサー、明石英一郎アナウンサーが登壇。さらに、初代キャスター・谷口や元キャスターの熊坂伸広、初回から出演する料理研究家の星澤幸子も登場し、会場を盛り上げた。特に、8年半ぶりのテレビ出演という谷口が「北海道の皆さんお久しぶりです!」と呼び掛けると、懐かしそうに手を振る観客の姿もあった。

会場となったSTVホールスタジオは緑のシートに覆われ、過去30年の番組セットをCGでバーチャル再現。放送では、時代ごとのセットを出演者が往来しながら進行した。

番組では「感謝と恩返し」をテーマに、30年間の歴史を、名場面を交えて振り返った。中でも、明石アナが30年前に「どさんこワイド」キャスターとして初めてインタビューした学生や、木村アナが16年前になまはげを連れて驚かせた子どもなど、番組にかつて出演した市民の「今」が紹介されると、出演者は感慨深そうに映像に見入っていた。また、10月25日からスタートする「30周年恩返しキャラバン」の行き先を福永アナらが抽選。決まったのは、士別市、恵庭市、今金町、浦幌町、標津町で、道内を巡る放送に期待が寄せられた。

番組後半には、人気コーナー「奥さんお絵かきですよ!」に観客が挑戦したり、名物コーナー「奥様ここでもう一品」の7359品目として、星澤が「ニンジンしゅうまい」の作り方を披露する一幕も。ラストは、札幌市内から打ち上げる大花火の生中継で、現場から岡崎和久アナウンサーが「スキージャンプ選手は向かい風を大きなジャンプにします。コロナという逆風を、幸せの大きなジャンプにつなげていく思いを込めて打ち上げます」と、番組を長年支えた視聴者や関係者、コロナ禍で奮闘する道内の医療従事者に向けてエールを送った。

最後に、福永アナが「どさんこワイドが誕生して30年。これまでも、これからも、北海道の皆さんと共に歩み、北海道の今を伝えていきます。どうぞよろしくお願いします!」と力強く締めくくると、会場から大きな拍手が沸いた。

© 株式会社東京ニュース通信社