今週の東日本は気温変わり目 12日(火)は東京都心で気温下がる 服装や体調変化に注意を

11日(月)昼過ぎと夜の天気分布と風の予想

 北海道は11日(月)午後は天気が回復するが、夜遅くまで強風や高波に注意が必要となる。東北や北陸、西日本は雨の範囲が広がる予想で、西日本は雷を伴い激しく降る所がある見込み。落雷や突風に注意が必要だ。関東など東日本の太平洋側は日中いっぱい晴れて、季節外れの暑さが続く見込み。

雨域広がる 暑さも続く

11日(月)の全国の天気と予想最高気温

 11日(月)は前線や湿った空気の影響で、東北や北陸、西日本にかけて次第に雨の範囲が広がる見込み。九州の一部や四国で、すでに雨の強まっている所があるが、午後は中国地方や近畿北部でも雨雲が発達する可能性がある。急な強い雨、落雷、突風に注意が必要だ。関東など東日本の太平洋側は、やや雲が出やすいものの晴れる所が多い見通し。

 東北南部、東・西日本は、暖かい空気が流れ込み朝から気温が高くなっている。東京都心は午前9時半時点で、気温26℃で湿度が70%あり、10月なかばとは思えないくらいの汗ばむ陽気だ。昼過ぎにかけて気温が30℃前後まで上がる所が多く、北陸の一部や九州は32℃くらいまで上がる見込み。

沖縄は高波注意

11日(月)午前9時の台風18号の位置と進路予想[上]と午後6時の波の予想[下]

 台風18号は今後フィリピン方面へ進むが、超大型のため沖縄は強風域に入っている地域がある。沖縄の沿岸の海域はうねりを伴い、あす12日(火)にかけて先島諸島は大しけ、沖縄本島はしけとなる見込み。また、湿った空気が流れ込む影響で断続的に雨となり、今夜は先島諸島で激しく降る所がありそうだ。

12日(火)関東も雨

11日(月)~12日(火)の東京の時系列予報

 あす12日(火)は北海道や青森あたりまで、すっきりとした秋晴れとなる見込み。一方、それより南の地域は広く傘が必要となり、東京あたりも昼前から雨雲がかかり始める予想だ。北陸や関東はきょうより大幅に気温が下がり、東京都心は日中は気温が横ばいの状態が続く見通し。夕方以降は昼間より気温が下がる傾向なので、撥水性が高い薄手のアウターを持っておくに越したことはない。

 13日(水)も東北南部、東・西日本はぐずついた天気となるが、西日本の雨は午前中が中心で午後は回復に向かう地域が多い見込み。なお、東京都心は引き続き気温が上がりにくいため、寒がりでなくてもきょうのような軽装で過ごすには辛いかもしれない。

西日本の暑さいつまで

週間予報(天気と予想気温)

 西日本は週の後半にかけて日差しがあり、太平洋側を中心に半袖の方が過ごしやすい状態が続く見込み。ただ、この方面でも17日(日)には大陸方面からの乾いた空気に入れ替わる予想で、朝晩を中心に気温が下がって来る見通し。来週のはじめごろは、急に季節が進んだと実感することになりそうだ。

(気象予報士・高橋和也)

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