「長崎の絶景フォトコンテスト」入賞作決定 JR部門は「千綿駅夕景」 街部門「祈り 長崎から」

JR・絶景部門最優秀賞の「千綿駅夕景」(JR九州長崎支社提供)

 JR九州長崎支社は5日、本県の魅力を“映える”写真で発信する「絶景県、長崎! 長崎の絶景フォトコンテスト」の入賞作品を発表した。JR・絶景部門はTAIJI TAKENOさんの「千綿駅夕景」、街・絶景部門は浜田隆一さんの「祈り 長崎から」が最優秀賞に選ばれた。
 コロナ禍で県外への移動自粛が呼び掛けられる中、県内の絶景を広く伝えようと初めて募集した。JR96点、街158点の2部門に計254点が応募。同支社でつくるコンテスト実行委が選考した。
 「千綿駅夕景」は、大村線の千綿駅(東彼東彼杵町)から大村湾に沈む夕日を撮影。木造の駅舎入り口の間からあかね色の夕日が見える絶妙なアングル。

街・絶景部門の最優秀賞「祈り 長崎から」(JR九州長崎支社提供)

 「祈り 長崎から」は、国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館(長崎市平野町)の追悼空間を撮影。原爆死没者の名簿を収めた棚の左右にガラスの柱が並び、天井の水盤から差し込む光をとらえた。
 両部門の最優秀賞と優秀賞計10点は31日まで、JR長崎駅(同市尾上町)のコンコースで展示している。


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