【W杯アジア最終予選】左SB中山雄太が豪州戦へ臨戦態勢「1―0で勝てばいい」

オンラインで会見した中山雄太

カタールW杯アジア最終予選オーストラリア戦(12日、埼玉)に臨む日本代表のDF中山雄太(24=ズウォレ)が11日、オンライン取材に応じ「準備万端」と強調した。

森保ジャパンは1勝2敗とW杯出場権獲得に窮地に立たされている。本拠地で大一番を迎える中山はチームの雰囲気について「僕自身冷静に見ているし、気負っているかというと、そうではなく、後はないところでみんな冷静でやるべきことを共有している。勝利をもぎ取ろうと日々を過ごしている」と、前向きに取り組んでいるという。

左サイドバックは経験豊富な長友佑都(FC東京)がいるため、出番は限られているが「チームとして結果が出ていないので自分の力で良くしていきたい気持ちはある」とし「長友選手の武器である縦の速さや縦への推進力は課題に取り組んできた。バリエーションも増えている」とし、日々の鍛錬で、いつ出番が来てもいいように準備を整えている。

オーストラリア戦に向けては「やみくもに攻撃参加すれば良いわけではなく、常に判断材料をもってプレーしたい。1―0で勝てばいいので、90分を通して1点を狙っていく。3点とらなければ行けないならば、そういう戦い方もあるかもしれないけど、焦る必要はない」と語った。

東京五輪では、日本のベスト4入りに貢献した中山は「チームが勝つためにプレーする」と誓っていた。

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