ネイマール、22年カタールW杯を最後に代表引退へ「もう戦えるメンタルじゃない」

 パリ・サンジェルマンのブラジル代表FWネイマールは、カタールワールドカップを最後に代表引退を示唆した。

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 29歳ネイマールは世代別代表の時代から注目される活躍を見せ、2010年8月に満を辞してA代表デビュー。通算113試合に出場して69ゴールを記録し、2013年にはコンフェデレーションズカップ優勝に貢献した。しかしネイマールは自身のドキュメンタリー番組『Neymar Jr. Dinastia de Reyes』で、精神的な問題により代表を続けるのは難しいと語っている。

「2022年のカタールW杯が、僕の最後の大会になると思う。なぜなら、僕にはもうサッカーに取り組むだけの精神力がないからだ。いい状態でそこに行くため、自分の国で勝つため、子供の頃からの夢を叶えるためにあらゆる事をするつもりだし、達成したいと思っている」。

「2014年の椎間板損傷は、キャリア最悪の瞬間の一つだった。ワールドカップで、準決勝、決勝で戦うという夢を台無しにしてしまった。足を動かせず、思わず泣いてしまったよ。病院に連れて行かれて検査を受けたんだけど、医者に“いいニュースと悪いニュースのどっちがいい?”と言われた。悪い方のニュースを聞くと、もうW杯に出場できないと告げられたよ。良いニュースでは“もし2cmズレていたら、君はもう歩けなかっただろう”とも伝えられた」。

ネイマールがカタールW杯を最後に代表引退へ Photo Pedro Vilela

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