バルセロナ次期監督候補のチャビ、就任前に明瞭化すべき3つのポイント

 チャビ・エルナンデスは現役時代にバルセロナで767試合に出場するなど、カンプ・ノウで指揮を執る全ての条件を備えている。ロナルド・クーマン監督が解任された場合の次期候補に挙げられているが、チャビがバルサ指揮官になるためには3つのポイントを明瞭化する必要がある。

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クーマン在任中に交渉は始めない
 現時点バルサに監督がいる以上、チャビが古巣と交渉を始めようとはしないだろう。チャビはバルサの現状を悲しく思っているに違いないが、現在指揮している監督を裏切ってまで話し合いをしようとはしないだろうし、それがクラブのアイコンであるクーマンなら尚更だ。

ラポルタとの会話
 チャビはジョアン・ラポルタ会長と仲が良く、互いに尊敬の念を抱いている。もしラポルタが今こそチャビがバルサの指揮を執るべきだと判断したら、彼らは腰を据えて話し合う必要があるだろう。2020年1月にチャビはジョゼップ・マリア・バルトメウ前会長からのアプローチを断ったが、今は状況が異なりカンプ・ノウ帰還に前向きだ。プロジェクトに納得すれば、すぐに仕事を引き受けるだろう。

チャビとカタール
 チャビは自身と家族がカタールで幸せに暮らしているのを常に主張しており、少なくとも契約上は2023年までカタールに滞在する予定。数ヶ月前に、カタールワールドカップ終了までアル・サッドと契約延長したばかりだ。そのため、もしバルサがチャビをクーマンの後任に打診するなら、彼を信頼しているカタールの上層部を説得しなければならない。それでも、チャビのバルサの経歴を見ればカタールの人々が全力で阻止するのは考えにくい。

チャビがバルサ監督に就任する前に乗り越えるべき3つのポイント Photo Simon Holmes

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